令和2年10月21日(水)長野県高山村の高井寺本堂にて、東京都武蔵野市Y様からお預かりしました仏像の感謝の法要をお勤めしました。
※人員の関係で法要中の写真が撮れませんでした。申し訳ございません。
法要終了後には境内の焼却場にてお焚き上げいたしました。
皆さまの色々な思いがこもっている品々。
ねんごろにお勤め、そしてお焚き上げさせていただきました。
『涅槃経』の中で
「一切衆生 悉有仏性(いっさいしゅじょう しつうぶっしょう)」
とあり、
「生きとし生けるものはすべて生まれながらにして仏となりうる素質をもつ」
ということが説かれています。
各宗派諸説ありますが、ここから古代日本では、
「山川草木 悉皆成仏 (さんせんそうもく しっかいじょうぶつ)」
という、
「この世に存在するすべてのものが、私たちを本来の姿に立ち返らせようとして、間断なく働き変えており、すべてに仏性が宿る」
という考え方が生まれ、定着していきます。
どうぞこの法要を機に、この仏像に込められた願いに思いをはせていただきまして、その願いに報いるべく日々お過ごしいただければと存じます。
この度は尊いご縁をありがとうございました。
合掌