平成28年8月19日(金)長野県高山村の高井寺本堂にて、埼玉県Kさま、鳥取県A様からお預かりしました、仏像やお守りなどの感謝の法要をお勤めしました。
埼玉県K様からは仁王像や恵比寿さま、
鳥取県A様からは大きな阿弥陀さま、をお預かりしました。
鳥取県A様からは大きな阿弥陀さま、をお預かりしました。
お預かりしました仏像などをお飾りしまして・・・
「今まで有り難う!」こころをこめてお勤めいたしました。
その後境内の焼却場に移動しまして、木製の仏像は、白木のお位牌などと共にお焚きあげしました。
本来、「不可思議」「不可説」である真理そのもの(真如)を、私達人間にも「思議」「説けるよう」、「方便」として姿を現してくださっているのが仏様のお姿です。
もともとは木材であったものが、数多くのご縁のもと仏様としての姿になり、そしてこの度その役目を終え、煙と灰に還っていかれました。
お釈迦様は諸行無常の理を悟られました。
森にそびえる大木が色々なご縁で仏像として姿を変え、そしてまた今回のご縁で、煙と灰になり自然に還ってゆく・・・。
仏様としての姿・形は無くなりましたが、仏様そのものが無くなったわけではなく、
真理そのものにまた還っていかれただけ。
折しもお盆の季節です。
私達人間も、縁あり、たまたま今の姿・格好をしていますが、縁が尽きれば、やはり荼毘に付され、煙と骨として土に還ってゆく身です。
そして「いのち」もまた、決して無くなるのではなく、還ってゆくだけ。
「いのち」の「ふるさと」とも言えるお浄土に還ってゆくだけ。
お預かりしました仏像をお焚きあげしながら、ふとそんなことを思えた、お盆明けの一日でした。
まだまだ暑い日が続いております。
どうぞお身体お気をつけてお過ごし下さい。
この度は、尊いご縁を有り難うございました。